二度と戻らない美しい日にいた
何もかもに、誰も彼もに、さよならを言っていなくなりたい。誰とどんな話をしようと、それは、わたしがいま生きていることやこれからも生きていくことが前提になっていて、そんな風に期待されても応えらんないよ。
なんだかどんどん人は増えていくのに、反比例して寂しさが募る。可視化されたあれやこれやで段々と窮屈になっていく。
もう本当に疲れた。電車で隅っこの座席に腰掛けてこの文章を書きながらメソメソ泣いている。相当に危ない人だ。けどまあマスクと前髪で顔のほとんどは覆われてるので、いっか。
しなないで済むのならそれに越したことはない。しかしそれじゃ済まないからみんなしんでいくのだ。これまでに何人かの友だちや先輩たちがじさつした。今のわたしはそれを羨ましいと思ってしまう。
当たり前に生きていける元気と勇気があったならなあ。そうしたら誰にも心配をかけずにいれたのかなあ。
でもそれはもう無理なんだよ、たぶん。