長いお別れ

whistling a merry tune I never heard before

I just can't stand myself

家の裏を大きな川が流れていて、そこではいつも子どもからおじいさんおばあさんまでさまざまな人が釣りをしたり犬の散歩をしたり電車を眺めたりただぼーっとしたりしている。川は決して綺麗とは言えないけれど、ゆったりと流れるたくさんの水を見ているとほっとした気持ちになるのは確かだ。やっぱり最後は海か川だよなあと思う。火の鳥未来編のロックではないけれど、雄大な景色を眺めながら人生の一巻を終えたい。

通り一遍の内省をしてもメタ視を心がけても心というのはままならないもので、もうどうしようもない。あと1日あと1日と期限を延長しているだけに過ぎず、その生き方はおそらく想像するよりずっと苦しい。

さて。
仕事柄嘘をつかれることや約束を破られることは慣れているけれど、それでも実際に身近な人にそうされるとやるせない気持ちになる。けれど自分もそうなのだろうなと思う。気付かないうちに嘘になっていたり約束を破ったり多分している。そういうことの繰り返しが生きていくということか。

どうして人並みにやっていくことができないんだろうと思う。でも考えたってそんなの仕方ない。薬は増え、頭がぼんやりとしている間に時間ばかりが過ぎてゆく。眠っている間にほとんど1日が終わる。誰かにきっと言い忘れた言葉や、誰にもおそらく言わないほうがよかった言葉が、心に次々に溜まっていく。

ねえ、放っておいても一生はすぐに終わる。でもそのほんの少しがどうしても耐えられない。